ぽんた学長です。
今日は昨日で終わった「ぽんた山冬合宿」総括をしてみます。
そして25日〜29日までの活動写真もその日毎に見られるようにしたので、是非ご覧ください。
初日;12月25日
2日目;26日
3日目;27日
4日目;28日
最終日;29日
タイトルは「ぽんた山の教育力とは」です。
とにかく、ぽんた山に参加する子ども達の積極性は半端じゃありません。
きっと見て頂くとビックリすると思います。
それはなぜか・・・と言うことを解明していきます。
キーワード1,「子どもの係り活動に有り」
朝夕に子どもの係り活動を設けています。
朝=朝食準備・釜戸ご飯炊き(今回はありませんでした)・日直(棒体操号令・うがいの準備・食事の挨拶・食堂掃除・夕方の係り活動の司会進行)・食後の洗い上げ・犬の散歩・ニワトリ、ヤギの世話
夕=夕食準備・釜戸ご飯・ドラム缶風呂火起こし・犬散歩・ニワトリ、ヤギの世話・日直(うがいの準備・食事の挨拶・食堂掃除・夜の子ども会議司会進行)
共同生活をベースにしているので、役割を明確にしています。
子ども達もこの係り活動を通じて、責任感と役立っていることへの実感を得る事が出来ます。また動物の世話をする事で優しさや思いやりの心が自然体で育つのです。
ぽんた山の参加メンバーの重要な一人であることも自覚するようになります。
キーワード2,子ども会議(係を決める時間)
この時の、子ども達はより積極的です。
特に動物の世話が人気です。ですが偏りすぎると他の子に譲ったり、ここでも思いやりの心が育成される感じです。
キーワード3,気持ち良く共同生活する為には!常に考えている。
例えば、靴をぬいではき揃って無かったら、気づいた子が並べ替えるとか。あまりにもひどいときは子ども会議に意見発表したり、その確認をその都度、その都度行っています。
本の読みっぱなし、電気の消し忘れ・・・などもお互いに気持ち良く!!と言うことに心がけているのです。
キーワード4,大人の呼び方はニックネーム!!で呼ぶ。
大人スタッフのことを、子どもは気軽にニックネームで言います。
決して「・・・先生」とは言いません。
なぜニックネームで言うのか? それは子どもから見て気軽に何でも言える大人の存在が必要に思うのです。
家庭のお父さん、お母さんでも無い。学校のように先生でも無い。共同生活全般の責任指導者ですが、そのスタンスは常に「寄りそう!」というところに軸をおいているので、初対面でも緊張する心も直ぐにほぐれて、親しみを持ってくれるのです。
安心する心になって、短時間で環境に慣れて行けるのです。
キーワード5,日記が参加する毎に増えて行く。
日記が増えるように、参加する毎にその時の日記、体調チェック、一人一人の活動記録写真のファイル。ぽんた学長の挨拶文。
帰宅しても大切にしまって、また参加するときにその日記帳を持った瞬間、すでに家庭でもプログラムが始まっている感覚になるのです。
そして参加当日を心待ちにしてくれる!!メンタルに向上するのです。
キーワード6,子どものリピーター率の高さ
ぽんた山では今回の冬合宿のリピーター率=87%
おおよその子どもが方部は違っても、すでに友達として自覚しているために、その絆は回を増す毎に強く育っているのです。
だから楽しくもなり、賑やかすぎてたまにぽんたからドカーン!!と言われたり、でも子どもだからそれで良いのです。
同じ時間を共有すると
キーワード7,プログラムの無いプログラム!
これは日課の進行はおおよそ決まっているのですが、子ども達の遊びたい欲求を、ぽんた山にある環境で、外活動の時は特に、この時間はどうしたいですか??と投げかけて、その戻って来た要望を具現化出来るようにしています。
そうすると、自分の意見が具現化したことで更に参画意識が伸びてゆくのです。
少数意見もきちんとみんなと共有しながら、どうしたいのかを子ども達の意見を聞き入れながら進行しているのです。
キーワード8,最終日に持ってきた荷物は来たときよりも綺麗な状態で梱包する事。
ぽんた山の最終日、帰宅するときですが、バックの中まで綺麗な状態にして帰宅しよう!!を約束事にしています。
その約束を繰り返し実行している子は、服のたたみ方も覚えて、本当に手際よく綺麗にたたんで梱包していきます。
忘れ物防止にもなります。
ぽんた山は楽しいことだけでは学び育つことはあっても少ないと思っています。
共同生活することで互いを尊重しあって1日、1日を積み重ねて行きます。そこに成長する教育力が詰まっているのだと思っています。