ぽんた学長です。
今日は冷たい雨が一時強く降りました・・・

気温がもう少し低めであったら初雪になっていたかもしれませんね。
今日の午後は、役場に行って来ました。
鮫川村は農村環境にあり、この環境が少しでも維持保全できる制度があります。私の住む地域では2つの事業「中山間等直接支払交付金」「多面的機能支払交付金」です。
この交付金制度は、農地の休耕田を少しでも防止するために集落協定を結び地域パワーを結集して、もしも高齢農家になってしまい耕作や管理することが難しい状況でも、替わりに農地を維持管理したりできるのです。
その共同作業に日当など国が制度を作り、税金を投入し農山村の環境維持保全が大事であるので、5年間をひとつの区切りとしてそれぞれの地区が取り組んでいます。
次年度が5年目の最終年度になります。
私がこの事業で葉貫集落の庶務会計を担当しているので、まあ書類作成担当と言ったところでしょうか・・・
今日は今年度支払われる交付金の内訳書を記載し提出する日でした。
村全体でも多くの地区がこの制度を活用しながら環境維持保全に努めています。
ですが、どの地区も高齢化、後継ぎがいない。地域パワーの減退化など、また役場に提出する書類作成でもかなりの負担がのしかかっている事は事実です。
私はそれでも日常的にパソコンを使用しているので、なんとかエクセルも使って仕事もしているので、まあまあこの事業の書類作成、提出などは出来ます。しかしながら、農家のおじちゃんにそれをやって・・・となると農作業をするよりも不可がかかってきます。
その書類の細かさもあって、辞退する地域も出始めています。
県内全体でも取り組んでいる制度です。
私は以前県庁の農政課から水土緑第3者委員会の委員の一人だったので、県内各地域を視察させてもらい私自身も学ばせてもらいました。
会津方面のある町では、事務作業は役場内の土地改良区が一手に引き受けて、作業はその地区ごとにやってもらう!!
これは画期的だとおもいましたし、事務作業もスムーズです。
これが本来あるべきだと感じた現場でした。
今後山間高冷地に於いては「高齢化引き継ぎ手がいない・人口減少・休耕田畑・林地の荒廃ー原野化・経済効果が薄い」などの課題が山積です。
これは農家だけでは解決出来ない問題です。
行政と地域が力を合わせて、農山村に新しい若手が頻繁に関われる仕組み作りは必至であると感じています。
もしも私が安倍首相のような立場だったのなら・・・国策として「農山魚村活性化プロジェクト」を立ちあげ、ただちに第2のふるさと計画を実施します。
これは発達段階に応じて農村地域に短期・中期・長期的滞在し、食農に触れながら援農ボランテイアで多いに関わるというものです。
またこれは自由参加型として、プロジェクトに参加した家族や人、会社に対して恩恵を出す。
例えば庶民の我々のような立場で参加すると@「1年間の消費税免除」
A「介助の必要な年齢になったときに、ポイントをためて置き充分なケアーを受ける保証がある」
B「中期的に滞在する場合もあるので、学校フリーエージェント制の導入」ーこれは学区制を廃止して、自分の滞在先近くになる学校に通うことが出来る。というもの」これが実現すれば廃校問題や、一極集中する都市部学校の課題など解決も出来る画期的な制度。
これはずいぶん前に文科省に提案したことがあるが、それはきっとゴミ箱行きになってしまったでしょうね。
@ABを実現できたら、ふるさとを持たない都会生まれの家族がふるさとを持つことにもあります。
全国の農山魚村に日常的に人が行き来し活気も生まれて来るし、直接食に関われるので、収穫出来たものに対して感謝の念が生まれて来る。
なんでもお金で解決するという日常から、大きな生きた学びがどの世代でもきっと生まれるはずです。
71万人もいるとされるニート問題。経済効率からすれば自然が相手の農業です。種を蒔いても直ぐには収穫は出来ませんが、作物を育てる大変さ、喜びを経験すればニート人口も減少するでしょう。
土から遠のいてしまうといろんなバランスが崩れてしまいます。
歴史的に見ても、古代文明が崩壊したのも、土から遠ざかってしまった事が原因という説もあります。
地球をいじめる高度経済成長よりも、高度人格形成・環境に優しい生き方・心豊かな日本社会や世界を目指すべき!!と思うのですが、今の政府は原発事故を反省することなく推進しているので、この素晴らしい輝けるプロジェクトはことごとくぽんたの思いだけで終わってしまうでしょうね・・・
でもぽんた山では、小さくても農に関わる交流活動を細々でも継続していきます。
輝ける小さな元気楽校「ぽんた山」ですから・・・




