ぽんた学長です。
天気予報は見事に外れ・・・雪の1日でした。
今も降っています。
気温も低め 外気=マイナス9℃。室内=3℃ 寒いです
さて、明日野菜倶楽部の発送なので、お届けの野菜=人参 を雪の中から収穫しました。
ペー君人参
どうです・・・見事な人参
この寒さにあたると人参は特に甘くなります。
糖分を出すことで寒さから守っているのです。
人参の生きる知恵ですね
由美子おばさんは、スモークベーコン・凍み餅・もち米など袋詰めを丁寧にして準備万端
さて、一昨日のNHKをたまたま見てましたら、「アニマルウエルフェア」という特集をしていました。
「アニマルウエルフェアとは・・・」リンクを貼っておきましたので、詳細はこちらを参照ください。
動物福祉!!という考えで、生き物の本来生きるべきベストな環境の提供とその関りは、丁寧で思いやりを感じられるような関係性なのですね。
日本ではニワトリを1か所に大量にゲージ飼いされて、時々鳥インフルエンザの発生で、大量に殺処分される悲しい事件が起きています。
卵は安く売られ、夜も寝かさないで、ベルトコンベアーで餌を始終食べさせ、卵産む機械のように・・・
そして、卵を産むピークを過ぎると、処分されてしまうのです。
歩くことも飛ぶことも出来ないニワトリを人間のグローバル経済や消費のシステムがそうさせているのです。
大量に安く!!!という概念なのです。
でも最近は見直されつつあるのでしょう。
テレビで特集を組まれるくらいに、「アニマルウエルフェア」の考え方が浸透し始めてきています。
ぽんた山では、当初から平飼いでニワトリは、ストレスゼロ
ビニールハウスの自然発生の草も貴重なニワトリの餌になります。
この寒さにもニワトリは元気いっぱいです。
餌もこだわり、健康を維持するように配慮した特別な餌です。
卵を産む場所は、ニワトリ1匹ずつお気に入りがあるようです。
動画も撮ったので、こちらもよろしければ見てください。
今まではグローバル経済優先で突っ走って、過度のストレスを抱えつつも、ニワトリに負荷のかかる飼育が今も主流です。
でも、卵もこだわって産む環境を作ることが、その責任でもあり、お互いが共存してゆくためでもあります。
鶏糞は発酵堆肥の原料になります。
落ち葉、米糠、米のとぎ汁、燻炭、規格外大豆、灰、ミネラル、牡蠣殻を配合した発酵堆肥として、畑に使用しています。
その畑の栄養に使う発酵堆肥も安心安全な堆肥なのです。
すべてが循環しています。
ぽんた山では、当たり前のこととして日々実践していることです。
ようやく、時代が追い付いてきたのか…という想いもあります。
農業生産にしても、田んぼ畑で収穫できる米・野菜も化学肥料をバンバン使いましょう!!除草剤を使用しましょう…と!!
農家は知っています。 出荷する農産物には薬を使用する。
自家用の野菜は、無農薬野菜を…
農水省が「みどりの食料システム戦略」というタイトルで、日本の農業を有機農法による生産を推奨する!!
これもぽんた山としてはすでに当たり前のように日々やっていることです。
化学肥料を使用しない、除草剤を使用しない!!安心安全な農産物を出荷し、農地にもダメージの無い農法を推奨しています。
時代がようやく、ぽんた山の取り組みに近づいてきた!!のです。
でも、私が鮫川村に移住してきた33年前に、長男が心臓病だったのでとにかく安心安全な農作物を…というのが根底にあったのです。
グローバル経済による弊害が次のように生まれてしまいました。
プラスチックごみ・地球温暖化・農地や大地は化学肥料で逆にやせ地に・人の流れは首都圏に…
地方の様々なところがグローバル経済の犠牲の上にあったということを決して忘れてはなりません。
ぽんた山の農の在り方は、ある意味先端なのかも!!と自負してしまいました。
これからも、その方針に変わりはありません。
気持ちを同じくする農法実践者と今度は繋がって、もっともっと大きな社会に対してメッセージを発信できるまで実践していきたいです。