「さぁ、これからだ!!」
我が家にとって今日は特別な日!
1985年生まれの長男が(11歳9か月)天国へ旅立った日…
生まれながらにして重たい心臓病だったのです。(病名だけで4つも)
長男が1歳の誕生日を迎える少し前に、そのことが分かり!その日から仕事よりも長男と過ごす時間を優先しなければ!!と。
私が31歳、長男4歳、長女2歳、家内のお腹にもう一人の命が!という中、36年前の決断は、鮫川村に引っ越しました。
父としてできることは、限られて田畑を耕しとにかく農薬や除草剤を使用しない安心安全の農に徹して、野菜を育て、お米を長男に食べて欲しい!その想いだけでした。
東京出身の私に田畑のことを教えてくれたのがKさん夫妻。
初めて収穫できたのが二十日大根…家内に調理してもらい、
長男が口にして「父ちゃん、美味しいね」って
その一言を聞いて、鮫川村に家族そろって移住して良かった!!と心から思いました。
長男の病院は東京の新宿にありました。2か月に1度は健診。
風邪を引くと入院。緊急手術は幼稚園の時、小学3年、5年、6年…
毎日が命の綱渡りみたいな心境でした。
鮫川で暮らすうちに、生きる原点がここにある!その共有を一人でも多くの人に来て、知って、経験して欲しい…と。
それが今の自然学校「あぶくまエヌエスネット」なのです。
心臓の最後の手術となった前日に「父ちゃん、これ…」と今のシンボルマークを描いてくれたのです。
大きな大きなプレゼントをもらいました。
鮫川の環境をイメージした素敵な画でした。
集中治療室から出ることが叶わず7月1日、天国へ旅立ちました。
「さぁ、これからだ!」
この言葉は、書道家のSさんが贈ってくれた言葉です。
さて、どう歩んでいこうか1!という時に、この言葉に励まされ、1歩、1歩前に出ることが出来ました。
ありがたい言葉です。
今も多くの方に応援を頂いています。
夏のぽんた山合宿12日間も、おかげさまで満員御礼!!
最高の夏休みになるように関わりたいし、
こうして活動できる幸せな環境にあることに感謝を忘れません。
長男が生まれてくれて、そして今がある。
父としてどうあるべきか?
鮫川に導いてくれたこの地を、もっともっとたくさんの子どもたちに来てもらい、元気に野外で飛び回ってほしい…
農のことは末の息子陽平が軸になってやっています。
時の経過とともに、この地に磨きをかけている!そう感じています。
特別な日に…