ぽんた学長です。

ぽんた山周辺にもようやく水仙の花が咲き始めました

春は確実に来ています。今日のぽんた山は、風が強く吹いて、花粉も飛びまくり…ぽんたまで鼻水ズルズルでした


写真は、村から頂いた「農業者認定証」です。
一般社団法人あぶくまエヌエスネット として頂きました。
この証を頂いた意味はとても大きくて、意義あることだと受け止めています。
少し長くなりますが…
振返ると、鮫川村の暮らしが平成元年からスタートして37年の時間が経過しています。
東京出身の、農業経験もない私は「長男の重たい心臓病を抱えて、父として何が出来るのか??」そう考えたときに
お米や野菜をとにかく化学肥料・農薬なしで育てて、安心安全なお米、野菜を食べて欲しい!!
ここが原点でした。
長男に少しでも健康体に近づく努力や環境を確保することが、精いっぱい考えたことでした。
農業経験もなく、近くのおじいちゃん、おばあちゃんに土つくりから教えてもらい、どの時期にどの作物を育てらた良いのか!!
実践では、鍬の扱い方、草刈り機の使い方…何をするにも初めてのことばかり…
全てメモして覚えていきました。
畑で鍬を持っても畦を綺麗に作れなくて…。何度も何度もやって体で覚えていきました。
草刈り機も、扱うコツがなかなかつかめなくて、技術が無ければその分早起きしてやればよい!!と
やったものです。
お米を育てることもゼロからのスタートでした。
山から苗床の土を集めるところから、Kさんご夫妻に教わりました。
3年間みっちり教わって、4年目は自立ね…と。
その4年目はことごとく苗作りに失敗!さみしい秋を迎えたことは今でも忘れません。
何度も失敗して…研究して、次はもっと、もっと良くしたい!とスパイラルのように、それでも地道な農の道です。
子どもたちと農作業をするときは、「農好スポーツ」(のうこうスポーツ)と言ったり
「土生人を増やそう〜」土に生きる人!!=どせいじん!!を増やせば世の中豊かになります。
と情報発信したり…(まだまだです!)
そして、今は息子の陽平が、村の若手農家の一人として、更に有機農法のレベルUPを目指しています。
さめがわプライド

のメンバーでもあります。
そんな積み重ねとこれからもやり続けるスタイルや取り組みを村も認めてくれたのです。
有機農は手間もかかります。
村のこれからの農のスタイル=「オーガニックビレッジ構想」にまで発展しようと。
ぽんた山の田んぼが、まずはそのモデル圃場になるというのです。
オーガニックビレッジ構想は、スタート地点に立った!!と言えます。
でも今までの積み重ねてきた事と、これからの村の農のスタイルは平場と競争したらとてもかないません。
安心安全の農のレベルをさらに上げて、健康の村、子ども達がオーガニック給食を食べて元気いっぱいに成長する!!
その大きな大きな目標に向かって、スタートしようとしているこの村!!そしてあぶくまエヌエスネット!ということです。
「土・自然から学び共に生きよう」がまさにあぶくまエヌエスネットのコンセプトです。
共に生きる地域・社会・日本…世界になればもっともっと地球に優しいかかわりや、戦争のない世界になります。
小さなあぶくまエヌエスネットの1歩が、いずれ大きな1歩になることを信じて…歩んでいきます。ワクワクがいっぱい!!です。
過疎の村とか、限界集落が…人口減少、後継者が…とネガティブなことばかり農村部は…と考えがちですが、いやいやそうではなく、現実課題はたくさんあります!!
でもそれを笑顔で取り組み、実践を積んでいくポジティブスタイルを貫いていくと、何時しか大きな大きなウエーブになると!思っています。
どうか、見ていてください。応援してください。そして時にいっしょに…汗を流しませんか?